不動産のリロケーションって何?どんな意味?

家を貸したいと思ったときに、 不動産会社に仲介を依頼して借主を探してもらう通常の賃貸方法以外に、 リロケーションというサービスがあります。
リロケーションって大まかな内容としてはどのようなもの?
不動産賃貸のスタイルとして比較的新しいけれどもその登場の背景は?
実際に活用するに際してまず知っておくべきこと、気をつけることは?
といった素朴な疑問点を具体的に解説していきます。

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この記事のライター
この記事のライター 安藤 篤司(土地活用プランナー) 大手不動産会社の営業を経て、土地活用プランナーに転身。
あらゆる賃貸物件を目にし、さまざまなオーナー・住人の声を聴いてきた経験を最大限に活かし、これから賃貸経営をスタートする大家さんに誠意あるアドバイスをすることがモットー。
【本記事へのライターコメント】

リロケーションの意味を知らない方意外と多いんです

リロケーションとは、留守になる自宅を賃貸することを指します

英和辞書によると、リロケーションは「relocation 【名】 再配置、移転、転勤、移住」と書かれています。
大型書店ではリロケーションフェアなどが人気を博し、海外や沖縄などへの移住に関する書籍がコーナーの一角で人だかりを作っています。

このように、一般にはリロケーションとは「移住」のような意味で用いられているようです
特に海外への赴任や移住では、ビザ取得をはじめとする各種手続のほか、国際免許への書き換えや子供の転校、重さや大きさの単位、 コンセントのプラグなど、海外生活に関して実に多くの手続や注意が必要になってきます。

一方、不動産用語としてのリロケーションは、赴任や転勤に際して留守になる自宅を賃貸することを指します
一般の意味でのリロケーションが赴任や転勤する本人に注目しているのに対して、 不動産用語としてのリロケーションは赴任や転勤で残された自宅をどう活用するかという点に注目しています。

大まかな仕組みとしては、赴任や転勤の間に期間を限定して賃貸し、家賃収入を得るというものです。何もしなければ留守宅は全く経済価値を生まないのですから、リロケーションにより家賃を稼ぎ出してくれるというのは大きな魅力となります。 家賃収入がないのが当たり前の感覚だとしたら、それはとてももったいないことです。

不動産賃貸の新しいスタイルとして登場した「リロケーション」。これからのリロケーションは?

これからのリロケーションは?
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法改正に伴って「定期借家」が可能に!リロケーション新時代に突入!

リロケーションが注目されたのは、借地借家法の改正により「定期借家」が可能になったことによります。
定期借家とは、最初から期間を定めて賃貸し、その期間満了により当然に契約が終了するというものです。

この定期借家により「戻った時に借主から明け渡してもらえないのではないか」というリロケーションの大きな懸念が解消され、 確実に明け渡された状態で自宅に戻ることができるようになりました。
リロケーションが本来の想定どおりに利用できる法制度が整ったことで、定期借家制度が創設された平成12年法改正以降リロケーションが急増し、 海外赴任や転勤などの場合には欠かすことのできない検討項目となっています。

リロケーションでは、オーナーは海外など遠隔地に居住しているので、管理は業者委託となります。

単なる管理委託にとどまらず、入居者募集や賃貸借契約代行、家賃督促、クレーム処理、敷金返還など賃貸に関する一切の業務を委託するケースが一般的です。
一切の業務を委託することで家賃収入は目減りしてしまいますが、オーナーの手間がゼロになるため、安心して赴任や転勤生活を送ることができるのです。

リロケーションを扱う多くの管理会社や不動産会社では、パッケージ化したリロケーションプランを用意しています。
もちろん、物件ごとオーナーごとに詳細を話し合って決めることになりますが、おおよそどのような管理が行われ、 どの程度の料金となるのかを把握することから始めるのがよいでしょう。

リロケーションを扱う管理会社は増加傾向にあります。どのように選べばいいのでしょうか?

リロケーションを扱う管理会社どのように選べばいい?

複数の会社を比較して内容や価格を吟味するのがよいでしょう!

海外などの遠隔地にいる際の大切な自宅を任せるリロケーション業者は慎重に選ばなければなりません。

賃料収入や管理費がいくらかももちろん重要ではありますが、マンションやアパート経営と違い数年後に戻る自宅を託すリロケーションにおいては、 月々の賃料収入が少々減ったとしても「良い借り手を選んでくれるか」「丁寧な管理を行ってくれそうか」等の信頼性を何より重視して決定すべきです。

具体的には複数の会社を比較して内容や価格を吟味するのがよいでしょう。
必ずしも大手がよいとは限らず、会社の特性や得意手が自宅にマッチしているかに注目して見極めます。
リロケーション実績が法人に偏っていたり自宅近郊が乏しい場合などは管理に不安があると言わざるを得ません。

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この記事のまとめ

大金を使って購入した家を、留守の間何もしなければ全く経済価値を生まないのですから、リロケーションは家賃を稼ぎ出してくれるという大きな魅力となります。
また、これまであった借主との契約トラブルを解消できる点で、所有者にとって利便性が高い賃貸方法です。、価値があるうちに使える資産は少しでも有効活用するべきで、宝の持ち腐れとならないように心掛けたいものです。

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