大手と地場、どっちの不動産会社が良いの?

不動産取引をするにあたって、大手不動産会社を選ぶか、地場の不動産会社にするかはとても大切。
様々な角度から、どちらがより良いパートナシップを組めるかを考えます。
合わせて、大手不動産に依頼するメリット、地場にするメリットをお伝えします。

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不動産を仲介して貰う不動産会社は2種類

不動産を売却する時、不動産会社に仲介を依頼します。
この時に悩むことは、「全国チェーンの大手不動産会社」と「地場に強い不動産会社」のどちらに依頼するかということ。
一見「大手不動産会社がいいのでは」と考えますが、街にこれだけ地場の不動産会社が多いのは、メリットがあるからでしょう。

結論を先に伝えると、総合的に「どちらがいい」というのはありません。
不動産取引の目的や告知の規模によって決める方法が良いでしょう。
今回は、その目的別に、大手不動産会社がいいのか。それとも地場がいいのかを、考えてみましょう。

大手不動産会社とは?

大手不動産会社とは、全国にネットワークを貼る有名ブランドの企業を指します。
たとえば東京だと新宿や渋谷、品川などターミナル都市を網羅するように出店しています。
大手不動産とはいえ、各店舗それぞれが仲介機能を持った不動産会社です。

たとえばある会社の渋谷店は不動産売却だけ、新宿店は不動産購入だけといったことはなく、オールマイティな機能を持った添付の集合したグループと言えるでしょう
ただ、グループ化することによって、次のような特徴があります。

不動産取引は「水物」と言われます。
ある街の不動産物件を売却に出したからといって、近隣の住民や企業だけが注目するとは限りません。
その街に転居を考えている方や、進出したい企業は、「別の町からチェック」することも考えられます。

別記事にてお伝えしましたが、不動産会社の取得した案件は原則「すべての不動産会社で共有すること」とされています。
ただ、その時に掲載される指定流通機関(レインズ)への掲載猶予は、1社に限定して媒介契約を結ぶ「専任媒介」で7日以内。
言い換えれば、7日以内はレインズに登録せず、「自社のネットワークで優先的に共有する」ということが可能です。

■ 大手不動産会社の特徴

(1)ネットワーク力が強い
実際、不動産会社にとって「需要の高い物件情報」はレインズ掲載前に購入者が決まる、とも言われており、それは通じて大きなネットワークを持つ不動産会社のメリットになっています。

(2)飛び込み客が多い
売主の立場を一度離れて、「家を買おうと思っている方」を想定してターミナル駅を歩いてみましょう。
CMでもよく聞く全国チェーンの不動産会社と、地場の不動産会社。
もちろん優劣をつけるつもりはありませんが、飛び込み客が多いのは前者でしょう。
これが大手不動産が会社の持つ「ブランド力」です。



地場の不動産会社とは?

地場の不動産会社は、街に深いネットワークを築いています。
大手と比較したとき、地場の不動産会社が勝る点としては「1件1件の対応力」です。
大手不動産会社が個別案件に手を抜いている、ということではありませんが、広告宣伝費も人件費もかからない地場の不動産会社は、1件にかけられる労力も違います。

また、オーナーはその街に影響力を持つ人たちのコミュニティに多く属しており、そこからお客の不動産取引が決まることも。
それは、大手の不動産会社にはない、メリットと言えるでしょう。

こんな時は大手の不動産会社?地場の不動産会社?

それでは、目的別に見ていきましょう。

(1)早く契約したいとき
 相続などで「早く契約したいとき」は、情報量の多い大手に話をする方が良いでしょう。買い手を多く抱えているぶん、早いリアクションが期待できます。

(2)地元の方と契約したいとき
 不動産取引は様々なニーズがあります。筆者の経験をもとに話をすると、売主のなかには「大手不動産に話をするとどんどん広がってしまう」という懸念を持つ方もいます。
つまり、「掘り出し物の物件情報」は地場の不動産会社に伝わりやすい、とも言えるでしょう。

(3)信憑性の高い「相場値」を調べたいとき
また、不動産の想定価格として「相場」を調べる際、地場不動産会社のオーナーによる「目利き」はとても貴重です。
地元で鑑定評価を行う不動産鑑定士と繋がっているオーナーも多く、生きた相場値を調べることができるでしょう。
一例として渋谷区笹塚の商店街マップ。
不動産会社が街の一員になっていることがわかります。
(4)総合的に判断するのは「相性」
 以上、大枠3項目に分けて、「大手不動産会社がいいのか、それとも地場の不動産会社がいいのか」を解説してきました。
ただ、不動産取引という大きな買い物を仲介して貰うには、会社が大きいかどうかは関係ありません。
その中にいる、対応して貰える方との「相性」だと思います。
これら3項を参考にして「どちらを先に行くか」を決めて頂き、大手も地場も相談をしてみることをお勧めします。



この記事のまとめ

今回は大手不動産と地場不動産の違いについて説明しました。
本文内の繰り返しになりますが、不動産取引はとても大きな買い物です。
よって、それを「仲介」する会社、担当者とのパートナーシップも大きな影響力を持ちます。

大手も地場も顔を合わせ、「相性」を判断して頂くことが何よりも大切です。
熟考して、相棒を選ぶようにしたいですね。

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