【不動産売却を考える】居住用物件、投資用物件それぞれでみる売却するメリット・デメリットについて

不動産売却の主なメリット・デメリット

例えば極端な話しですが、保有する不動産が何ら収益を生まない場合は、毎年固定資産税や都市計画税を払い続けるだけになってしまいます。そのため、毎年の税金を払うのを避けたい為に売却をすることを検討し始めたとします。

しかし、売却をしようにもメリット・デメリットをしっかり理解していないと正直売却はしづらいのではないでしょうか？そこで不動産売却の主なメリット・デメリットを考えたいのですが、一番のメリットは、収益を生んでいない物件を売却できれば、現金化が出来るうえ、固定資産税などの税金を払わなくて済むようになるということでしょう。もしローンで買っていたならば売却代金でローンの完済もできます。

一方、デメリットは今後高く売れるチャンスを逃したかもしれないということでしょう。
また、数年後、不動産が必要になった時はまた購入する必要が出て来ます。
ハッキリしていることは、固定資産税を払い続けてまでその不動産を保有するメリットが見えていないなら、その不動産の売却を検討すること自体は正解だということです。

※ご注意：人によっては「賃貸に出す」など、別の有効活用を考える人もいます。そのあたりは別のコラムをご参照ください。

居住用財産を売却するメリット・デメリット

不動産売却で「居住用財産」を売却するケースについてメリット・デメリットを見てみます。

まず、売却のメリットとしては、マイホームの譲渡所得が三千万円以下なら、三千万円の特別控除が有ります。
逆に、譲渡損なら他の所得と3年間繰越控除を受けられます。新しい住まいの購入資金が出来てローンの返済負担が軽くなることにつながります。

デメリットとしては、高く売れるように内装をきれいに整える必要が有ります。中古だと高く売れない場合もあります。また、すぐに売れるとも限りません。

事情によって引っ越しが伴ってしまえば、その間は別の住まいを確保するか、新しく家を購入した場合にローンを組まざるをえなかったりすると、もし仮に前の家のローンが終わっていない場合は、二重にローンを払うことになります。資金的に余程余裕がある方なら構わないかもしれませんが、すぐに売れなければ住まいの費用が高く付くことになるので注意してください。

投資用財産を売却するメリット・デメリット

不動産売却で「投資用財産」を売却するケースどうでしょうか？投資用財産とは収益を生み出す不動産に投資をして購入した物件にあたるので、居住用のような税制面での優遇はありません。さらに居住用財産とはメリット・デメリットが違ってきます。

まず、売却のメリットとしては、

といったことが挙げられます。
ローンを組んで買っていたならばそのローンを完済できます。また値下がりする前に売ることが出来れば値下がりリスクを回避できます。

一方、デメリットとしては、

といったことが挙げられ、収益を生み出す投資用財産でしたら収益が入らなくなります。

投資用財産は保有していれば収益を上げられる場合も有り、手放すことになったらもったいないことですが、それでも収益を生み出さないならば、固定資産税などの税負担が厳しくなってしまう恐れがありますので、自身で他に活用のしようがないと思ったなら、思い切って売却を考えた方がいいでしょう。

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