【イエカレ】家を売る前に読む不動産売買の流れ|売却するときに重要な全体の流れの把握


この記事を読むのにかかる時間:5分


このコラムのポイント「家を売ろう!」と思ったとき、具体的にどのような流れで進めればいいのかわからず、戸惑ったりしますよね。今回は、不動産を売りたい方のために、不動産売買の流れを簡単にご説明します。
家を売るときは、まず全体の流れを把握することから始めましょう。


不動産を売る時に、最初に考えるべきことはなんでしょうか!?

価格や売却時期を考え、信頼できる不動産会社を探す

不動産を売るときは、最初に売却理由を整理しておくことが重要です。
転職や転勤、家族が増えた、子どもが進学するなど、何かしらライフスタイルが変化したことによって、家を売りたいと考えるようになったはずです。そのような理由をはっきりさせれば、いつ住み替えた方が良いのかが分かり、場合によっては売却よりも賃貸した方がいいと気付くケースもあります。

売却理由を整理し、不動産を売ることを決めた後は、物件の相場をリサーチします。物件の周辺相場を調べて、おおよその価格を知っておくことが重要です。

同時に、信頼できる不動産会社も早い段階で探しておきましょう。
不動産売却の流れの中で、不動産会社との付き合いは長期にわたることがあります。
物件の売却価格の査定をしてもらうところから、購入者との交渉に至るまで、不動産会社の協力が必要になります。

複数の不動産会社に売却予定の物件の見積もりを依頼して、納得のいく売却価格を提示し、なおかつ査定価格を上げるポイント等、丁寧に説明対応してくれる業者を選定することが最も重要になってきます。

不動産会社を選び、媒介契約を結んだら、いよいよ不動産を売りに出すことになります。

次のステップは価格交渉です!

不動産を売り出し、購入希望者との価格交渉をする

不動産を売りに出すときは、最初の売却価格に気をつけることです。
購入希望者が現れたとき、値引き交渉をされることが多いので、相場よりも少し高めに設定しておくのがおすすめです。
不動産会社に査定してもらったときの価格を参考にしながら売却価格を決めますが、査定価格と同一にする必要はありません。自分の納得のいく価格で売り出すことが可能です。
ただ、相場よりもあまりに高すぎる価格を設定してしまうと、買い手がつかないので、相場をある程度参考にしましょう。

購入希望者が現れたら、具体的な価格交渉が始まります。価格以外にも、譲れる点、譲れない点をあらかじめ決めておきましょう。
購入希望者から物件を見学したいという要望があれば、現地案内をすることもあります。不動産会社に任せきりにするのではなく、売り手も部屋の掃除をしたり、整理整頓をするなどして、好印象を持ってもらえるよう努めましょう。

物件を売り出している期間は、媒介契約によって、不動産会社は定期的に営業活動の状況を報告する義務があります。
進行状況などを確認しながら、長期間購入希望者が見つからない場合は、売却価格を見直す必要があります。

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価格がまとまれば、いよいよ契約です!

売買契約を結んで、不動産を引き渡す

買い手が見つかったら、売買契約を結ぶ前に、物件情報の詳細を購入者に開示します。
これは、契約後のトラブル発生を防ぐためです。物件に欠陥がある場合は、正直に話しておいてください。

双方とも売却条件に納得したら、不動産会社が重要事項説明を行い、売買契約書を取り交わします。このとき、購入者から物件価格の10~20%ほどの手付金を受け取り、売り手は不動産会社に仲介手数料の半額を支払います。

不動産の売買契約を結んだら、抵当権の抹消や所有権の移転など、登記申請を行います。これは、売買費の残金を受け取ると同時に手続きをします。不動産会社が手配してくれるケースが多いので、相談しながら手続きを進めましょう。

忘れがちなことですが、物件の設備や備品の取り扱いについては、購入者と現地立ち合いを行ってトラブル発生を防ぎましょう。
最後に、物件の鍵の引き渡しを行ったら、不動産売買は終了です。

さらに忘れがちなのが、不動産売却によって売却益が発生すると、所得税や住民税を納める必要があるので、税務申告などの手続きも忘れないようにしてください。
物件によっては税金控除を受けられる場合があるので、売却時にお世話になった不動産会社の担当者にアドバイスを求めるといいでしょう。

この記事のまとめ

【不動産売買は不動産会社との付き合いが重要】
不動産売却の流れを再度まとめます。

▶ 価格や売却時期を考え、信頼できる不動産会社を探す
▶ 不動産を売り出し、購入希望者との価格交渉をする
▶ 売買契約を結んで、不動産を引き渡す


不動産売買は、査定から売却まで、不動産会社と長く付き合っていくことになります。
最初に信頼できる不動産会社を見つけておくことが重要です。

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