【イエカレ】住宅ローンがあるマンションを賃貸物件にできるか|金融機関で異なる対応ついて解説


この記事を読むのにかかる時間:5分


このコラムのポイント

たとえば急な転勤になったとき、住宅ローンが残っているマンションでも賃貸に出せるか疑問に思ったことはありませんか?

結論から言えば、ローンが残っていても賃貸に出すことは可能です。

実際にマンションを賃貸に物件にしたい場合は、管理を相談する会社から適切なアドバイスをもらえるわけですが、この質問は非常に多いので、今回は、まだローンがあるマンションを賃貸に出す際に生じる疑問のすべてにお答えしていきたいと思います。予備知識としてご参考になれば幸いです。



住宅ローンが残っているマンションを賃貸に出す方法はありますか!?

住宅ローンが残っていてもマンションを賃貸に出せる!!

住宅ローンとは、金融機関から融資を受けた方や、その方の親族が住む住宅に適用されるものです。 もし、住宅をそれ以外の第三者へ貸してしまうと、原則、住宅ローンの前提条件を満たさなくなるため、住宅ローンが適用されなくなります。

それでも賃貸に出したいという場合は、必要な手続きを踏まえれば住宅ローンが残っているマンションを賃貸に出すことは可能です!!ただ、マンションを貸す際は、まず住宅ローンを組んだ金融機関に相談しましょう。

何の相談もせずに無断でマンションを他人に貸したことが発覚してしまうと、金融機関は融資を受けている方を契約違反とみなします。 そして、契約違反とされてしまうと、住宅ローン残高を一括返済しなければならなくなる危険性があるため、賃貸を希望する方は必ず金融機関へ相談してからにすることです。

金融機関に相談した後は、同一機関が提供している賃貸住宅向けのローンへの切り替えや、金利など融資条件の変更を余儀なくされる場合もあります。 場合によっては、住宅ローンの融資を受けた金融機関とは異なる、別の機関が提供する賃貸ローンへの借り換えを行う必要もあるかもしれません。

金融機関によって何が違うの?

金融機関によって対応方法が異なる?注意点は?

▼マンションを賃貸に出す場合、住宅ローンの融資先である金融機関が下記のどちらであるかによって対応が異なります。

民間の金融機関の場合

民間金融機関から住宅ローンの融資を受けていた方は、賃貸住宅向けのローンへの借り入れが通常の手続きとなります。

住宅金融支援機構の場合

住宅金融支援機構から融資を受けていた方は、民間金融機関のローンへの借り換えを行う必要があります。

▼住宅ローンが残っているマンションを貸す際の注意点は、以下の通りです。

通常、賃貸住宅向けローンの金利は高い

住宅ローンの金利の方が低い場合が多いです。

住宅ローンの切り替えや借り換え時に費用が発生する場合がある

住宅ローンを賃貸ローンに切り替える場合、発生しうる費用は切り替え手数料です。手数料は、およそ1万円程度となります。

住宅ローンを借り換える場合には、手数料の他に印紙税や抵当権の設定費用など、複数の費用が必要です。ケースによっては十万円単位の費用が発生することがあります。

住宅ローン控除を受けることができなくなる

住宅ローンを組んでいる間に住宅ローン控除を受けていた方は、マンションを賃貸に出すことで控除が受けられなくなります。

【イエカレ運営局より】
【完全無料/最大8社からご選択】イエカレでは、無料一括資料請求で提携不動産会社のご紹介も行っています。 大切なご自宅のお貸出しの相談で不動産会社をしっかり比較できます。
安心の入居者紹介。適格な管理業務。高い家賃収入を実現できる不動産会社を比較してみませんか?
一括資料請求は下記バナーより【ご利用は無料です】

ご所有物件から無料一括資料請求が可能な企業が選べます

お客様の所有物件を選択

次は「こんな場合でも賃貸に出せる」です。

急に住めなくなったマンションでも賃貸に出せる?

住宅ローン返済中、転勤や転職、病気などローンを組んだ当初には予想できなかった事態が発生することがあります。 想定外の事態によって突如住めなくなったマンションは、賃貸に出すことができるのでしょうか?

実は、民間の金融機関・住宅金融支援機構ともに賃貸経営が可能です。 どちらも必要条件をクリアしていれば、住宅ローンを返済しつつマンションを貸すことができます。

民間の金融機関

返済と賃貸を並行して行える条件としては、借り入れ時に想像さえしなかった事情が理由であること。 事情が発生する前と同じくローン残高を返済できることも条件に含まれます。

住宅金融支援機構

不測の事態が理由である場合のみ賃貸可能。民間金融機関と異なる点は、融資を受ける本人の代わりにマンションを管理する者を自分で選定することです。

返済を継続するには、金融機関への事前相談や融資住宅留守管理承認申請書の提出が必要となります。加えて、居住不可の期間が3年以内でなければなりません。

条件に関しては住宅金融支援機構の方が多いため、こちらから住宅ローンを借り入れている方は慎重な対応が必要です。

この記事のまとめ

【住宅ローンが残っているマンションの賃貸は必要な手続きを踏んでから】

住宅ローンのあるマンションを賃貸に出す時に注意すべきポイントをまとめます。

・金融機関に説明せず賃貸に出してしまうと、ローン残高の一括返済を要求されることがある

・民間と住宅金融支援機構のどちらから借りていたかで、借り入れや借り換えの対応が異なる

・急な事情でマンションを貸したい時にも賃貸可能


以上のポイントを踏まえて、ぜひマンションを有効利用してみてください。

▼イエカレでは土地活用や不動産管理に関する記事も多数掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

土地活用に関する記事:https://plus-search.com/chintai/archives.php
賃貸管理に関する記事:https://plus-search.com/property_management/archives.php
家の貸し出しに関する記事:https://plus-search.com/relocation/archives.php
不動産売却に関する記事:https://plus-search.com/fudousanbaikyaku/archives.php

記事内容を参考にして頂きながら無料一括査定のご利用も可能です。多様な不動産会社などの情報を集めて、あなたが相談できる優良企業を複数社見つける手助けにもなります。
ぜひ、比較検討をして頂き、信頼できる経営パートナーを見つけるためにも、ぜひご確認ください。

ご所有物件から無料一括資料請求が可能な企業が選べます

お客様の所有物件を選択

イエカレについて
イエカレとは-イエカレの取り組みについて

イエカレとは-イエカレの取り組みについて

イエカレとは、日本最大級の不動産の総合比較サイトです。皆さまの不動産に関する不安やお悩みを解決できるように、不動産コラムを通じて、日々最新の不動産情報の発信や、一括無料査定サービスの提供などに取り組んでいます。

Copyright (C) EQS ,Inc. All Rights Reserved.

FAQーよくあるご質問ーの関連記事

住宅ローンがあるマンションを賃貸物件にできるか|金融機関で異なる対応ついて解説
住宅ローンがあるマンションを賃貸物件にできるか|金融機関で異なる対応ついて解説 公開
家を貸す時の賃料の設定方法|賃料査定の方法は2種類
家を貸す時の賃料の設定方法|賃料査定の方法は2種類 公開
家を賃したいが期間が短い場合のご相談|入居者確保がポイントです
家を賃したいが期間が短い場合のご相談|入居者確保がポイントです 公開
持ち家を貸したいが転勤期間が不明|家の貸し出しでお悩みの方へ
持ち家を貸したいが転勤期間が不明|家の貸し出しでお悩みの方へ 公開
家を現状のままで貸すことはできるのか?|家を貸す時に基準になる考え方を解説
家を現状のままで貸すことはできるのか?|家を貸す時に基準になる考え方を解説 公開
定期借家契約と契約更新可能な契約|家を貸すときに交わす賃貸契約の種類と違い
定期借家契約と契約更新可能な契約|家を貸すときに交わす賃貸契約の種類と違い 公開
分譲マンションを賃すと掛かる費用を知っておこう|貸し出し期間中に掛かる経費について解説
分譲マンションを賃すと掛かる費用を知っておこう|貸し出し期間中に掛かる経費について解説 公開