オーナーにとってのメリット/デメリット

リロケーション物件として賃貸に出すメリットにはなにがあるのでしょうか。またデメリットというのもあります。それぞれ見ていきましょう。

この記事を読むのにかかる時間:5分

リロケーション物件にする理由

自分の資産である大事な物件を、売却ではなく人に一定期間貸しだすことで資産を持ったままにしておく理由。
それは、転勤や長期間家を留守にしなければならない時、また戻ってこられるようにしておくことが第一の理由でしょう。

転勤する人の中には空き家のままにしておく人もいるかもしれません。確かに空き家のままにしておけば、 せっかくの大事な所有物件を人に汚されることもなく、人に貸し出す際の煩わしい手続きや書類関係のやり取りなどもないので、 気は楽かもしれません。しかし、2年なり3年なりと空き家のままにしておくと、その間誰も家にいないわけですから換気もできなければ掃除もできません。

家は密閉状態となるので傷みのペースが速くなり、思ったより修繕費用が大きくなってしまったということがありえます。
家に帰った時に、湿気が原因で部屋の四隅はカビだらけ、ベランダもゴミだらけとなり、木材の腐敗などが進んで、 再び住むにも手入れをしなければ住めない状態となってしまいます。

また、ずっと雨戸のままにしておくのも防犯上良くありません。侵入者に長期間留守であることを確認され、 どこかに入れるところはないかを探されて家の中を荒らされる危険があります。長期間空き家のままにしておくということは、格好の餌食となってしまうでしょう。

転勤や長期間家を空けなければならない時、これらの問題を回避するために、リロケーションサービスというものが存在します。
リロケーションは定期借家契約があるように、オーナーにとってはまた戻ってこられる場所があるとして人気がありますが、当然デメリットもあります。

オーナーにとってのリロケーション物件

さて、リロケーション物件として自己所有物件を賃貸に出そうとしても、なにから始めていいのかわからないかと思います。
そもそもまったくの赤の他人に自分の大事な家を貸すことに抵抗のある人もいるでしょう。
それでもリロケーション物件として賃貸に出すメリットにはなにがあるのでしょうか。またデメリットというのもあります。
それぞれ見ていきましょう。

オーナーにとってのメリットとは

更新がないので入居条件での審査は厳しくなる。
それによりきちんと家賃を払ってもらえる、安定した収入がある人といった、質の高い入居者を確保することができる。
質の高い入居者であれば、海外赴任などで戻ってきた場合、契約にのっとってきちんと家を明け渡してもらえる。
転勤者にとっては家賃収入が見込めるので、ローンの支払いを家賃収入で充てることができる。 家を長期間空き家のままにしないため、防犯上安心できる。
定期借家契約により、一定期間が過ぎれば入居者から明け渡してもらい、オーナーは元の自宅に戻ることができる。

オーナーにとってのデメリットとは

人に貸し出す分、劣化や損傷が生じる。
一般的な賃貸経営より、相場賃料を2・3割ほど安く設定しなければならない。
万が一不良入居者の場合、クレームやトラブルの発生のもととなる。 大事な家を管理会社に任せるため、本当に信頼できるのかといった不安がある。
家を貸し出す場合、賃貸経営となるので確定申告が必要となる。

リロケーションは、戸建やマンションを持っている人にとって、急な転勤ややむなく一定期間住み替えをしなければならない場合の強い味方です。
しかし、人に貸すということは、なにかしらのデメリットもあります。また、自分の物件を市場に出すには、それなりの体裁を整えなければなりません。

やはり入居者側からすれば、最初から清潔で使い勝手の良い、日差しもたっぷり入るような物件のほうが気持ち良いですし、 「ここなら住みたい」とも思うことでしょう。入居者を確保するには、市場に出せるほどの物件にしておくことです。
例えば、ホームクリーニングを入れる、窓などもきれいにしておく、戸建であれば庭の手入れなどをしておくなどです。
特に女性は水回りを気にします。リロケーション物件は、一定期間という制限があるため、どうしても入居者の幅が狭まってきます。
内見に来られた入居希望者は非常に大事なお客様となるので、水回りなどはピカピカにしておきましょう。風呂場の鏡も同様です。

期限付きという条件でも、「ここなら住んでみたい」と思わせるように、内見前に十分な準備をしておくことです。

リロケーションサービスを利用した際の基本的な流れ

では、自分の家をリロケーション物件として市場に出す際、どういった流れで決まっていくのか見ていきましょう。

転勤や海外赴任、長期間留守にするなどの事象が発生する。
転勤や海外赴任、長期間留守などが発生する約3カ月までにリロケーション会社をどこにするか決める。
一社を決め申し込み、今後のスケジュールを決める。
どんな人に入ってほしいのかなど要望を出し、打ち合わせをした上で入居者を募集する。
転勤や海外赴任、長期間留守などのため家を掃除、手入れなどをして退去する。 入居者を決定する。
入居者がリロケーション会社と賃貸契約を結ぶ。 入居者が入居する。
何かあった際はリロケーション会社が仲介し、問題解消する。
戻ってくる3カ月前までにリロケーション会社に連絡する。リロケーション会社は入居者に明け渡し請求する。
入居者が退去する。 損傷などを確認、査定する。 リロケーション会社を通してその他雑費などを精算する。 転勤や海外赴任などから戻ってくる。
元の自宅に戻る。

リロケーション会社によって多少の誤差はあるかもしれませんが、おおよその流れとしては上記の流れで進んでいきます。
入居者を早めに探そうとして、転勤する何カ月も前にリロケーション会社に申し込んでしまうと、入居者が早く決まってしまい要望通りに進まなかったりします。
逆に空白期間をなるべく空けないようにと、リロケーション会社への申し込みが遅ければ、 入居者が決まらず住宅ローンだけを支払うことになってしまう為、注意が必要です。

入居者が決まるまでには大体1・2カ月を要するようなので、それをめどにリロケーション会社に申し込むか、 あらかじめ相談しておいて入居者の募集をリロケーション会社と相談して決めるなど、 物件のある周辺状況や市場とも兼ね合わせて慎重に進めると良いかもしれません。

リロケーションのメリット・デメリットの関連記事

利用する前に知っておきたい!定期借家のメリットデメリット
利用する前に知っておきたい!定期借家のメリットデメリット 公開
入居者にとってのメリット/デメリット
入居者にとってのメリット/デメリット 公開
オーナーにとってのメリット/デメリット
オーナーにとってのメリット/デメリット 公開