【イエカレ】不動産を高値で売るための心構えとは｜どのような点に注意をしたら良いかを解説

欲張らない（これが難しいのですが...）

不動産を所持していると、時には売却するという決断を迫られる場合があります。

不動産というのはお金ではなく財産です。
思い出が詰まった家なら愛着があったり、また親族から譲り受けたものなら大切なものという思い入れがあっても決しておかしくはありません。
だからこそ「売るときはできるだけ高値で売りたい！」と誰もが考えることでしょう。

しかし、不動産を売るというのはそう簡単なことではありません。
買い手の気持ちを考えると、買い手は「少しでも安く手に入れたい」と考えるものです。

そうすると、売り出しで高額過ぎる値をつけても誰も興味を持ってくれません。
不動産売却の性質上、少しずつ値を下げていってもスタートが高過ぎるとやはり誰も興味を持ってはくれません。

その結果、予想以上に値が下がってきた時点でようやく興味を持ってもらえます。
売却時には買い手との駆け引きがありますから難しいかもしれませんが、あまり欲張らない方が良いでしょう。

売主の自覚を持とう

土地や建物を売るには不動産屋さんと媒介契約を交わして仲介をしてもらい、購入希望者を広く募ってもらうなど売買を手伝ってもらう方法が有効です。

もちろん、売買を自分で行っても構いませんが、よほどの専門知識と売買ネットワークを持っていなければ厳しいものになるでしょう・・・。

不動産屋さんに売買の手伝いをしてもらうと、それは至れり尽くせりで、ほとんど任せっきりでも問題はないと思えてしまうでしょう。
インターネット上で情報の公開も行ってくれますし、ネットワークを使って購入希望者を探してくれます。

しかし、不動産屋さんも慈善事業ではなく仕事で行っているので、ほかにもお客様がいてやることも多くあります。
ここで注意すべき事は、あまりにも任せっきりにしてしまいコミュニケーションを取らずにいると、貴方の優先順位が下がってしまい、しばらく売買活動が放置されてしまう可能性があるということです。

こうしたことを無くし、円滑に売買活動を進めるには、担当者とは必ず定期的に連絡を取って状況確認や報告をしてもらうことです。 これは何より自分が売買活動を行っているという意識や自覚からくるものになりますから早期に目的を達成する上で非常に大切になります。

売主の心構え（まとめ）

不動産を売るという行為は人生の中でそう何度もあることではありません。
もちろん投資家さんといった方々なら話しは別です。

それでは皆さまの人生の中で、大きなイベントでもある不動産の売買活動はどうしたら成功させることができるのでしょうか？ その答えは至ってシンプルです。 それは、焦らないということです。

元々不動産を売るという行為は、かなりの時間が掛かるものです。
長ければ半年～1年掛かってもおかしくはありません。
しかし、それも自分次第で、例えば値を1円に設定した場合なら、買い手は殺到するでしょう。
要はどれだけの期間を掛けるのか？ということもご自身の目標や計画次第ということなのです。

結果的に「早く売ってしまって現金を手にしたい」というのではなく、不動産を売るという行為自体を楽しむくらいの気持ちと、余裕でいる態度の方が良い結果が望めます。
“時間を掛けてじっくりと売る”という心得を忘れないようにして欲しいと思います。