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【不動産買取】不動産を売る場合「買取」はアリか?ナシか?メリットと注意点をお伝えします【イエカレ】
この記事を読むのにかかる時間:5分
まず最初は、不動産を売る際の「仲介」と「買取」の違いについて説明します。
不動産を売るなら、まず「仲介」と「買取」の違いを知ろう!
不動産を売るなら、仲介と買取の違いについて、しっかり押さえておきたいところです。
と言うのも、どちらも不動産会社へ売却を頼むという点では一緒なのですが、実際にその不動産を手に入れるのは誰なのか?という点で全く意味合いが変わるのです。
まず、売却の「仲介」は、不動産会社へ自分の不動産を買ってくれる人を探してもらうように頼むという意味になります。
不動産会社は、その依頼を受けて、自社のホームページ、雑誌、チラシなどを使ってあなたの不動産を宣伝告知、つまり宣伝を行い、購入希望者を探します。
実際にやることは、あなたの不動産を売るために、自社の宣伝網を使ってあなたの販売活動をサポートするとも言い換えられます。
一方、「買取」ですが、言葉尻だけを捉えると「自分がその不動産を買い取ると言う意味ですか?何だか変ですね」という質問をたまに受けますがそうではありません。
不動産売却における買取とは、実際にあなたの不動産を手に入れるのは不動産会社です。
つまり、主体は不動産会社で、あなたの物件を「不動産会社が直接買い取ってくれること」を意味します。
不動産会社は、あなたの物件を買い取った後、売りたいターゲットに合わせたリフォームなどを行い、手を加えることによって魅力的な付加価値物件に仕上げます。
その上で、利益が出せるように金額を設定し直して、購入希望者を募って、その物件を売るわけです。
ここまでの内容をまとめてみますと、
売却は「あなたの販売活動のサポート」。買取は「不動産会社に買い取ってもらうこと」と覚えておくとよいでしょう。
わかりやすくまとめると、次の図のようになります。
不動産を売るなら【買取がアリ】な4つの理由
ここでは、不動産を売る際に「買取」を選択する理由について考えてみます。
1)現金化までの期間が仲介に出すよりも早い
物件をできるだけ早めに手放して、まとまった現金を得たいという事情がある場合は、買取が有利です。
仲介の場合、購入希望者を探すのに一定の時間と様々な手間がかかるのが理由です。
しかし、買取の場合は不動産会社が直接購入するため、その手間がいりません。
早い話、あなたと不動産会社の間で価格面で合意さえできれば、すぐに売却が完了します。
また、買取の場合、基本的には現金のやり取りで完了がされます。
早い業者では数日後に現金を振り込んでくれることも有ります。
急いでいるなら大いに検討する価値があるでしょう。
2)瑕疵担保責任が免除される
あなたが仲介を選択して、第三者に不動産を売った後、あなたの物件に隠れていた不具合が見つかった場合、一定の期間内は、売主であるあなたが修繕の義務を負う必要が出てきます。
これを瑕疵担保責任と言います。
物件に隠れたトラブルが何もなければ良いのですが、買主から何らかのトラブルがあったと訴えが出て、その対応を行った結果、契約違反などに当たってしまった場合は、売主であるあなたが修繕費を負担する責任が生じる可能性が出ます。
しかし、買取の場合は、それが免除されるので、売った後でこうした瑕疵担保責任による修繕費のことで頭を悩ます必要はありません。
3)仲介手数料が発生しない
不動産会社に仲介をお願いして、売却が行うことができた場合、当然、販売サポートをしてくれた不動産会社への仲介手数料が発生します。
上限額は次の図のように決まっています。
最近では仲介手数料無料をうたう不動産会社も増えてきましたが、依然として不動産の売却において大きなコストであるのは変わりありません。
しかし、買取の場合は、仲介手数料はなく、払わなくて良いのです。
そういう意味では、売却諸経費といったコスト面でこだわりがある人には、満足のいく方法なのかもしれません。
4)時間が節約できる
仲介を用いて不動産を売るなら、内覧など、実際にあなたの不動産を購入検討をしてくれる人への対応をしなくてはいけません。
あなたの不動産を売るために、希望者を連れてきてくれた不動産会社をサポートする意味でも、内覧希望者への対応は最も大事な仕事の一つになるからです。
しかし、一刻でも早く不動産を売りたいと思った場合は、そうした対応をするのも面倒くさいのが現実でしょう。
買取なら、不動産会社とのやり取りをすればいいだけなので、その点は非常に楽です。
時間がなくても売却する手段として使えるのは大きなメリットです。
不動産を売るなら【買取はナシ】な1つの理由
さて、ここまでは「不動産を売るなら買取が良い」ように書いてきました。
しかし、ナシな理由=注意点もあるのです。
ほぼ唯一にして最大の注意点は「仲介に比べると売却価格(値段)が安くなってしまう」ことです。
「どのぐらい安くなってしまうのか?」については物件によっても異なるので一概には言えませんが、
目安としては、仲介に出した場合の売却価格の7~8割になると考えておくと良いと言われています。
仲介で頼むより、だいぶ安くなってしまうことが感覚的にお分かり頂けると思います。
例えば、仲介で売却したら4,000万円の値段が付く物件が、買取の場合の価格は、2,800万円から3,200万円になるということです。
値段ががグッと下がってしまうことに目を瞑れるかどうか?ここがが、不動産の買取を選ぶ大きなポイントとなるでしょう。
結局、どうしたらいいですか?
結局、不動産を売るなら何に注意すればいいのか?
ここまでの話を踏まえ、不動産を売るなら何に注意すれば良いかという話でまとめます。
値段を重視するなら、買取よりも仲介で話を進めてもらった方が良いです。
時間は掛かりますが、高く売ることができる確率が高いからです。
しかし「時間がない」もしくは「物件自体の魅力に疑問がある」場合なら買取を選ぶのも一つの手段です。仲介でなかなか買い手がつかないような物件でも、現金化できる確率が上がるからです。
不動産を売るなら、自分が売ろうとしている物件の性質をよく見極め、それにあった取引方法を選んでください。
この記事のまとめ
仲介と買取という視点から、不動産を売るなら知っておきたい知識をまとめました。
納得のいく取引を成立させるためには「一体誰が何をするのか?」について押さえるのはとても有効です。
自分が売ろうとしている物件は仲介で行くべきか、買取で行くべきか?しっかり考えて行動しましょう。
一例ですが、急いでいないなら仲介、急いでいるなら買取と、まずは大まかに捉えておいてもいいかもしれません。
どちらにせよ、不動産会社とのやり取りの方が大事です。
この記事について
(記事企画/監修)イエカレ編集部
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