【イエカレ】家を貸す時の税金と節税対策|初心者も安心の注意ポイント


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このコラムのポイント

リロケーション(留守宅管理型賃貸サービス)で自宅を賃貸に出す際に知っておきたい税金の基本をわかりやすく解説します。
得られた収益は不動産所得として課税対象となり、確定申告や節税のポイント、注意点も重要です。
初めてリロケーションを利用する方が戸惑いやすい税務の疑問を整理し、最低限押さえるべき知識をまとめました。
これを読めば、安心して賃貸経営を始められます。


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リロケーションで生まれる不動産所得の納税について

所有している住宅を離れて暮らす必要が出てしまった場合では、現在ではリロケーションという方法によって他人に住宅を貸し出すことができます。

この方法を選択した場合では、入居可能な年数などを予め指定することができるために、所有者が再び自宅として利用するまでの期間に限って貸し出すことができます。

そんな中、リロケーションを利用されている場合では、家賃収入によって不動産所得が発生することになります。 その際には不動産所得にかかる税金というものがあり、一般的な方のケースでは確定申告を利用することが必要です。

賃料収入から差し引くことのできる必要経費というものも用意されていて、通常ではリフォーム代や火災保険料、管理委託をしている場合ではその経費も算出した上で納税を行うことになります。

リロケーションの税金は所得税

まず、リロケーションの基本的なシステムについて押さえておきましょう。

「不動産のオーナーがリロケーション会社を通じて不動産を貸し、収入を得る」が基本です。

図表にすると次のようになります。

つまり、不動産を貸してお金をもらっている=不動産収入を得ている、ということになるのです。

当然、不動産収入は所得として申告しなければいけません。 申告漏れが発覚した場合、追徴課税等の税金に関して重大なペナルティが課される場合もあります。十分に注意しましょう。

覚えておきましょう!不動産収入がある=不動産所得がある場合、自分で確定申告をしなければいけません。 毎年2月16日から3月15日までが確定申告期間ですので、忘れないでくださいね。

リロケーションの税金は経費がカギ

リロケーションで得られる収入は、不動産所得になる、という話を致しました。

では、実際、不動産所得はどのように計算されるのでしょうか?

こちらの図表をご覧ください。

図表

経費をどれだけ計上するかで、不動産所得が大幅に変わってくるのがお分かりいただけるかと思います。特に、減価償却費は見落としがちなので、しっかり集計しましょう。

減価償却費とは、わかりやすく言えば、資産の価値が目減りしていった分を毎年費用としてつけていく、というシステムのことです。 原則として、毎年一定の金額を経費として計上する「定額法」が用いられます。

この他にも、経費として計上できるものはたくさんあります。 「これは経費にできそうだな」と思った支出については、領収書やレシートをとっておいて、しっかり整理しましょう。

自分でやっていてわからない部分があれば、リロケーション会社に相談するのをおすすめします。 リロケーション会社によっては提携税理士による無料相談に応じてくれる場合もあるので、利用しない手はないでしょう。適切なアドバイスをくれるはずです。

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リロケーションの税金を簡単に処理する方法

リロケーションの税金は、自分で申告し、納税するのが基本です。

ですが、海外転勤になったなどの理由で、国内での納税手続きに対応するのが難しい場合だってあります。 こういう場合はどうすればいいのでしょうか?

家族に頼む、という手段もありますが、より確実にしたいなら、 リロケーション会社に依頼するのをおすすめします。リロケーション会社と契約を結び、所得税の納税管理人となってもらうのです。 こうすれば、確定申告その他の税金関連業務をすべてやってもらえるようになります。

多くのリロケーション会社は税理士とも提携しているので、安心して任せることができます。 確かに、所定の事務手数料はかかりますが「自分でやる自信がない」という人は導入を検討した方が確実でしょう。 もちろん、海外に転勤した場合のみならず、国内に転勤している場合でも使えます。

困ったらまずは相談、が基本と考えておいてください。

リロケーションには住宅ローンの手続きも不可欠

もし、リロケーションで貸そうとしている物件が、住宅金融支援機構の融資を受けているものだった場合は特に注意が必要です!どういうことか説明しましょう。

住宅金融支援機構が提供するローン商品(フラット35等)はあくまで、 「自分で買って、自分で住む」住宅を対象として住宅ローンの貸付を行っています。 このため、所定の手続きを行わずにリロケーションを行った場合は、ローンの一括返済を求められる可能性があります。

これはローン貸付時の条件と異なっている、つまり契約違反とされてしまうためです。 住宅金融支援機構以外の金融機関でも、リロケーションの利用にあたって制限を設けている場合もあります。

ですから、十分ご注意頂きたい点は、リロケーションを検討することが決まった段階で、まずは金融機関に相談に行きましょう!という点になります。

また、住宅ローンを利用している場合、住宅借入金特別控除を使えます。つまり、その分税金が安くなるのです。 この控除は、転勤などのやむを得ない事情でリロケーションをする場合にも使えます。 ただし、所定の手続きが必要となることも覚えておいてください。

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この記事のまとめ

リロケーションと税金について、注意しておきたいポイントについてまとめました。

リロケーションだって、立派な不動産所得を得る手段になるという点がお分かりいただけたかと思います。

所得を得たら、税務申告をしなければいけないのは当然と言えば当然なのですが、リロケーションの流れをしっかり把握し、ちゃんと手続きをするのはとても大事です。

プロのアドバイスも借りながら、しっかりと行いましょう。

▼イエカレでは土地活用や不動産管理に関する記事も多数掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

土地活用に関する記事:https://plus-search.com/chintai/archives.php
賃貸管理に関する記事:https://plus-search.com/property_management/archives.php
家の貸し出しに関する記事:https://plus-search.com/relocation/archives.php
不動産売却に関する記事:https://plus-search.com/fudousanbaikyaku/archives.php

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【初回公開日2016年10月26日】

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