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マンションの賃貸収入を増やしたい!着目すべきはかかる税金や経費
マンションを貸し出すことによって得られるのが賃貸収入。毎月決まった額の収入があれば、安定的に不労所得を手にすることができます。
今回は、賃貸収入を上げるうえで欠かせない税金と経費について解説します。この2つのポイントを押さえて、賃貸収入をアップさせましょう。
この記事を読むのにかかる時間:5分
マンションの賃貸収入を増やしたい!着目すべきはかかる税金や経費
マンション経営を始めて賃貸収入が得られるようになると、サラリーマンでも安定的に副収入が得られます。
購入したものの、転勤や家族構成の変化によって使いみちのないマンションがある方は、マンション経営を始めてみませんか?
実際に不動産投資を始める場合、知っておきたいのが賃貸収入にかかる税金と経費です。
なぜなら、手元に残る収入は、税金と経費が差し引かれた額だからです。マンション経営を始める前に、この2つの項目を押さえて、十分な収入が得られるようにしましょう。
一般的に、家賃収入の金額が大きくなればなるほど多くの税金がかかりますが、それに伴って必要経費が増えれば税金は減ります。このバランスを考えるため、かかる税金の種類と経費を知っておくことが重要なのです。
賃貸収入にかかる税金には、所得税と住民税があります。給与所得と合算して総合課税されるので、計算方法を見てみましょう。
必要経費にはさまざまな種類のものがあるので、確定申告の際はもれなく計上して、できるだけ税金を安くすることがポイントです。
今回の記事では、具体的にどのような費用を経費として算入できるのか解説します。
賃貸収入にかかる税金ってなにがあるだろう?

マンションの賃貸収入にかかる税金を確認しよう
マンションの賃貸収入にかかる税金は、所得税と住民税です。
サラリーマンの場合、賃貸収入があっても会社では年末調整をしてくれないので、自分で確定申告をする必要があります。
確定申告は、申告する翌年の2/16~3/15までの期間に、前年の所得について申告します。住所地を管轄している税務署に確定申告書を提出しましょう。
所得税は、以下の計算式に当てはめて算出します。
●所得税額 ={総所得金額(不動産所得 + 給与所得などの所得金額)-所得控除額}× 所得税率-控除額
これを計算した後、各種控除額や源泉徴収税額を差し引きます。所得税率と控除額は、課税される所得金額によって異なります。
住民税に関しては、所得税の確定申告をすることによって、市町村に自動的に申告したことになるので、個別に申告する必要はありません。
住民税は、給与から源泉徴収される特別徴収と自分で直接納付する普通徴収の2種類があります。
普通徴収は、一括納付のほかに、年4回に分けて納付することもできます。住民税の税率は一律10%です。
家賃収入にかかる必要経費ってどんなものがある?

こんなにある!賃貸収入にかかる必要経費
次に、賃貸収入にかかる必要経費を見てみましょう。
賃貸収入に課税される税金は、必要経費を差し引いた額に対してかかります。必要経費をもれなく計上しておけば、減税につながります。
主な必要経費には、以下のものがあるので、参考にしてください。
・建物修繕費
・損害保険料
・固定資産税や都市計画税、事業税、収入印紙税
・管理手数料
・減価償却費
・入居者募集の広告宣伝費用
・共用スペースの水道光熱費
これからマンションを購入してマンション経営を始めようという方は、まずは物件を購入する必要があるので、上記の費用以外に、物件購入費用についても考えましょう。
一般的に、物件を購入するときに用意したい頭金は物件価格の30%と言われています。
初期費用がなかなか貯まらないという方は、給与から天引きでお金を貯めることができる「住宅財形貯蓄」を活用してみましょう。
元利550万円まで利子が非課税になり、1年以上積み立てを続けて50万円以上貯まると、「財形住宅融資」を利用することができます。
不動産を購入する際にかかった借入金の金利も必要経費に入れることができるので、もれなく計上するようにしてください。
この記事のまとめ
【マンションの賃貸収入を増やしたいなら、税金と必要経費を押さえよう】
マンションの賃貸収入を増やすために考えておきたい、かかる税金や経費について再度まとめます。
・賃貸収入で手元に残る収入は、税金と経費が差し引かれた額
・賃貸収入にかかる税金は所得税と住民税(サラリーマンも確定申告が必要)
・必要経費をもれなく計上することで節税につながる
・これから頭金を貯めたい人は「住宅財形貯蓄」を検討しよう
マンションの賃貸収入を安定的に得るためには、かかる税金と経費を知っておくことが重要です。必要経費を正しく算入して、かかる税金を抑えることができれば、賃貸収入を増やすことが可能になります。
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