- アパート経営・土地活用情報の一括比較情報サイト【イエカレ】
- 不動産売却
- 不動産売却の基礎知識
- 【イエカレ】マンション売却時の買取保証制度について|誰もが感じる2つの不安を解消
【イエカレ】マンション売却時の買取保証制度について|誰もが感じる2つの不安を解消
この記事を読むのにかかる時間:5分
マンションの買取保証の制度とはどんなもの?
マンションの買取保証の制度とは?
マンションなどの不動産を売主から直接買い取って、買主に売却する方法が買取という制度。
買取を保証する制度とは、ある程度の期間は市場に希望の価格で出してみて、買主がつかなかった時は、不動産の会社にマンションを引き取ってもらう制度の事で、これらを買取保証制度と呼んでいます。
一般的に不動産会社に買い取ってもらう場合は、相場の6割程度の金額になってしまいますので、それをまずは希望の価格で売ってみたいという 売主側のニーズに合った方法です。
一定期間経過で買取を保証してくれるので、安心してチャレンジできそうです。
マンションに買取の保証を付けるメリットとは?
マンションを売りに出すときに、買取の保証を付けるにはメリットもデメリットもあるので確認しておきます。
メリットはスピードでしょう。
売れるか売れないか、見に来た人はどうしたんだろうと気をもんでしまうような事態はなく、一定期間経過で、不動産会社が買取を保証してくれます。
また、法人が買主となるため、法的な手続きも面倒な思いをすることなく売買が成立しますので、この事務手続がないのも、大きなメリットではないでしょうか?
また、直接売買のため仲介手数料が発生しないという利点もあり、余計な経費をかけることなく、最短で売却できるのが買取保証の大きなメリットだと言えます。
デメリットも確認を!マンションの買取保証の制度
手早く売却ができる、手続がスムーズなど代表的なメリットを挙げましたが、当然デメリットもあります。
一番に挙がってくるデメリットは、やはり価格でしょうか?
一般の買取による売却に比べて、買取の保証はありますが、とはいえ不動産会社の立場からすると100%売れる保証はありませんので、 仕入れ後にリフォームや美装、場合によってはデザイン変更など更にマンションの付加価値を高めて売却を考える必要も出てきます。
そのため、不動産会社も仕入れとなる価格も当然抑えておかなければ修繕でお金がかかって利益がなくなる、なんてことも想定されます。
これは何を優先したいか?の考え方の問題も絡みますが、買取保証で売却してもらう場合、売り主は不動産会社へ「リスクを負ってもらう代わりに価格が抑えられる」といった割り切りも必要かもしれません。
マンションを買取で売却する際の注意事項とは!?
マンションを買取で売却する際の注意事項
保証を付けた買取の制度を実施している不動産会社は無数にありますが、この買取保証は不動産会社各社で保証内容が違うので注意しましょう。
例えば、ある会社は査定価格の90%で買取保証をしてくれます。
これは売主からすると嬉しい限りです。
ですが、いくつかの条件がつくようです。
占有面積が30平米以上でなければいけない、昭和56年6月1日以降に建築確認を受けたマンション、つまり耐震規定をクリアしているマンションということになりますね。
あとは、専属専任、専任など限定した媒介契約を結ぶことなど。
案外厳しい縛りですが、安心感の高い保証の制度で売却するなら、これらのハードルを乗り越えるだけの価値があります。
あらかじめ条件を確認してから交渉に臨みましょう。
マンションの売却や保証も得意、不得意がある
不動産の仲介会社であれば、どこでもマンションの売却には応じてくれますが、保証を付けた売却を検討の際は注意が必要です。
不動産会社によっては、保証をやっていない、そもそもマンションの売却は苦手な不動産会社もあるようです。
昔ながらの不動産会社は、地主との強いパイプや街に顔が効くなどの理由で、マンションよりは土地や一戸建てに強さがあります。
自分で在庫を抱えることなく、地主から依頼を受けて売買や仲介を成立させ収益を得る。
在庫を抱えるだけの資金力がないと、マンションの買取を保証することは難しいのです。
例えば、父親の知り合いだからなどの理由で不動産屋を紹介されたとしても、保証への対応はしっかり見極めましょう。
マンションの買取を保証した見積り、百万単位の違いも
マンションの買取を保証した売却を希望して見積もりを取った場合、ほぼ横一線となりそうですが、場合によっては数百万円の単位で保証してもらえる金額に開きがでてくるようです。
一般的にマンションの売買を専門にしている大手は、アライアンスを結んでいる場合も多く、それほど大きな査定額の差がでることはないようです。
双方が買主と売主の情報を活用しあうことで、効率的な売買や仲介に繋がる方法も取り入れています。
双方で利益を案分する形で成り立っているため、自社顧客にこだわることなく買主と売主を繋げていけることは、売る側にとっても魅力的です。
この記事のまとめ
マンションに限らず不動産は一生に一度の買い物となる方は多いと思います。
気持ちよく次の方に使っていただきたいというのが、そこで生活してきた方の気持ちではないでしょうか?
本来であれば仲介で買主の顔や性格を知ってから譲り渡したいのが本音でしょう。
しかし、転勤などにより、不動産の売却に待ったなしとなっているケースも当然あり、時間がないなかでも対応してもらえる買取の保証は、とてもありがたい制度ともいえるでしょう。
売却するにも選択肢を理解した上で、進めることが大切。担当者としっかり話し合ってマンションの売買を成立させていくべきですね。【初回公開日2016年10月11日】
この記事について
(記事企画/監修)イエカレ編集部
- カテゴリ:
- 不動産売却の基礎知識
不動産売却の基礎知識の関連記事
- 不動産売却時の仲介手数料を安く抑えるコツを解説|手数料を抑え信頼できる不動産会社を選ぶために 公開
- 売ったときに忘れがちな費用はナント税金|仲介手数料などの諸経費以外の費用 公開
- 不動産売却の流れとそれに必要な期間|売却後の確定申告についても解説 公開
- スムーズに不動産売却するポイント|その手順と税金から確定申告までを解説 公開
- 不動産買取の「即時買取」と「買取保証」|その特徴とメリット・デメリット 公開
- マンション売却の必要な費用とタイミング|手数料だけじゃない売却に要する費用について 公開
- 一戸建て住宅の売却手数料はどのくらい|手数料を抑えるコツを解説 公開
- 不動産売却に深く関係する公示価格とは|所有物件を損失無く売却したいとお考えの方へ 公開
- 土地査定5つのチェックで高額査定を|不動産売却で高額査定を獲得する方法 公開
- 売主にとって仲介と買取は何が違うのか|勘違いしやすい不動産売却の話し 公開
- 不動産売却で得た利益の税金について|所得税申告から税負担が特例で軽減される居住用の話まで| 公開
- 不動産で重要視されるの接道義務とは|土地の取得時だけでなく売却時も重要です 公開
- 居住用物件の売却で譲渡損失が出た場合|居住用物件なら認められるの繰越控除について 公開
- 売却査定の前に知っておきたい5つの秘訣|経験がなくても知識で補おう 公開
- 不動産売買契約時に必要な重要書類とは?|押さえておきべきポイントを紹介 公開
- 物件の引き渡しまでに準備しておくこと|不動産売却時の不備をなくして契約を成立させよう 公開
- 信頼できる仲介会社選びが重要な理由|不動産売却の流れと一緒に確認 公開
- 事前に把握したい不動産売買の取引価格|その目安を知るために活用できる信頼できるシステムとは 公開
- 不動産売却で必要な抵当権抹消登記|不動産ローンの返済が終わらないまま売却できる方法 公開
- 不動産売却時の固定資産税の精算|なぜ起算日が重要かを解説 公開